「むっちゃん、久しぶり!」

予選に来てくれたのは光さんの妹、奏さんだった。

決勝は両親も来るらしい。

「奏さん、元気?」

相変わらず奏さんは可愛くて、その笑顔に癒される。

「元気してたよ〜!
むっちゃんも調子良さそうで良かった!」

あたしは頷く。

今回の予選は3位。

まずまず。

「お兄ちゃん、どう?」

「いい感じだよ」

そう言うと奏さんは嬉しそうに頷いた。



そしてあたし達はライダーが近くに見える場所に移動して光さんの予選を見る事にした。