「ねえ〜、何の話?」

頬を膨らませて聞くと

「何でもいいの!」

人差し指で頬を突かれた。

「ブッ…」

空気の出る音がして思わずあたしも光さんも笑う。



「さあ、早く調整しないと」

光さんはあたしの背中を叩く。

あたしも頷く。



こんな会話がいつまでも続けられるって思っていたのに。



あたしは予選が終わってから。

大変な事を聞いてしまった。