「そっか〜、決まってないなら一緒に何か、出ようよ!」

悠斗は誘う。

…やるなあ、悠斗。

「…嫌だ。
私は誰にも気を使いたくないから。
ほっといてよ。
…むっちゃん、行こう」

香奈はあたしの手を握りしめて歩きはじめた。



あたしは悠斗にごめん!と口パクで謝ると悠斗は苦笑いしながら首を振っていた。



奈々〜!!