――休憩時間

「ここが職員室で、あっちが図書室よ。分かった?灰神君」

「おぅ。分かった。…あとさぁ俺の事は裕人って呼んでよ」

「何で?」

「何でって…隣の席だし卒業まで一緒だろ?だから仲良くなりたいし」

「ふーん…分かった」
私は面倒くさい事が嫌いだから適当に答えた。



―放課後―
「雪菜、舞子、帰ろ〜」

『うん。いいよ〜』
私は友達の雪菜と舞子と一緒に帰った。

「ねぇ紗綾」

「何〜?舞子」

「好きな人とか彼氏作らないの?DVする人だってそんなにいないよ?」

「そーだよ。たまたま先輩がDV野郎だったんだって」
「そうだけどさ…怖くって…」

「大丈夫だよ」
そう雪菜は言って私達は別れた。