玄関を出ると隣りの琉羽の家の玄関の前に琉羽が座っていた 「流羽…」 オレは一歩ずつゆっくり足を前に進めながら琉羽を呼んだ オレの声に気づき琉羽はオレの方へ顔を向けて「輝…」とオレの名前を呟いた 「今日……引っ越すって母さんから聞いて…見送りにきた…」 「ありがと」 今日で最後なのに…言葉が出てこなぃ… 言いたいコトはたくさんあるのに…