ホントにわかってんのかな…


私はそう思いながらも、彼の荷物の横に座り、本を開いた。








しばらくして本の向こう側に見える靴。
私が顔を上げると、




「最高のマッサージしてくれんんだろ?」




彼はそう言って、私にボールを渡した。







その3日後、彼は無事に遠征メンバーに選ばれた。