「これは?親父」
バードは酒場の壁に貼ってある女性の似顔絵を示す。
「あぁ、これは常連さんの絵だ。数年前まであちこちの国で似顔絵絵描きをして暮らしていたんだってさ。死んじまったがな。形見分けにもらったんだ。キレイだろ。どこの国の姫か知ってるのか?」
酒場の親父がタリー酒をグラスに注いでよこした。
「もう滅んでしまった国の姫さ。親父、これもらえるか?剣と引き替えさ」
「そうか、死んだのか、残念だ。あんたの剣はよく切れるって話だな。護身用にもらっておくか。…ほらよ」
親父はバードに似顔絵を渡し、剣を受け取っる。
そして、似顔絵を見つめて、ノースウェインの妃だったリリーと出会った頃に想いをはせた。
バードは酒場の壁に貼ってある女性の似顔絵を示す。
「あぁ、これは常連さんの絵だ。数年前まであちこちの国で似顔絵絵描きをして暮らしていたんだってさ。死んじまったがな。形見分けにもらったんだ。キレイだろ。どこの国の姫か知ってるのか?」
酒場の親父がタリー酒をグラスに注いでよこした。
「もう滅んでしまった国の姫さ。親父、これもらえるか?剣と引き替えさ」
「そうか、死んだのか、残念だ。あんたの剣はよく切れるって話だな。護身用にもらっておくか。…ほらよ」
親父はバードに似顔絵を渡し、剣を受け取っる。
そして、似顔絵を見つめて、ノースウェインの妃だったリリーと出会った頃に想いをはせた。