辿り着いたのは
木ノ下公園……の大木。

この大木は樹齢100年。
でもこの大木は近々倒されるらしい。

枯れ木と化した大木は
今にも死にそうだった。


―まるで私みたい………


月明かりと電灯が枯れ木と私を映す。
それは孤独という光。



私は
枯れ木の下で泣いた。