私の家は貧乏で、
父は煽(アオ)るように酒を飲み、
母は病気にも関わらずパートの仕事をしていた。


父は日に日に酷くなって行き、ついには私に手を出すようになっていた。

私は最初抵抗した。
でも2日3日…と手を出されるうちに何も感じなくなっていた。


優しかった母も病気で死んだ。
もう私は何も感じられなくなった。



そんな、ある日。


家にガラの悪い男たちが来て、父に契約書を書かせた。


私はそのあとすぐにガラの悪い男たちに連れてかれ、
倉庫に閉じ込められた。



「お前は“買われた身”だ。
逆らうことは許さない。

まず、服を脱げ。」



ガラの悪い男たちの中のリーダーっぽい男、
安田絢斗(ヤスダ アヤト)と、後に名前を知る。


私はその時戸惑いつつ服を脱いだ。


まぁその後は色々………



ソープ嬢なんてのも良い方なのかもしれない。
私は“奴隷”であり、安田の欲を満たすための“玩具”にすぎない。



当時、14才。

私は汚れた。