「深紅、まじで!?」



お昼の教室はすごい騒がしくて、あたしたちの声なんてほとんど聞こえない。





「だって深紅たち長かったじゃん!」



「なんかね…」



親友のユカリが目を丸くする。


ダマのないマスカラ、さすがですなー…



「フられたの!?」



「フったの!!!!!!!」


そこは譲れない。












そうです。




私、木島深紅



別れました。(泣)