南国のムードに酔いしれる一家。


「お姉ちゃんにも見せたかったな。この夕日を……」


「きっと見てるさ。この空は続いているんだから、さ」


喜びや悲しみを共有してきた少女と青年。


貧しいながらも幸福に満ちた一家に、暗雲が立ち込める。


「今こそ昔年の怨みを晴らす時! 立ち上がれ我が忠実なるしもべ達よ!」


襲い掛かる魔の手。


「な、なんだこれは?」


謎の巨大破壊兵器。


「キャーッ!」


「だ、誰か……」


消えいく命。