その夜嫌な夢を見た。
子供の僕は真っ暗な部屋の中で何かを捜していた。
それが何かはわからないけど、見付けなければ何か取り返しのつかない事になる。
僕は必死に捜すがそれは見つからない。
気が付くと部屋は浸水して水浸しになっていた。
僕は立ち尽くしたまま泣き出してしまった。
「捜してるのはこれかい?」
背後からか声が聞こえて来たけれど、怖くてそちら見れず、僕は泣き続ける。
目を覚ますと目覚まし時計はまだ3時を指していた。