亜美ちゃんは、大人だ…

読み終えてまず思ったのは、
それだった。

亜美ちゃんの前に
付き合っていた元カノのことを
彼女はちゃんと受け入れてる。

私には出来なかったことを、
亜美ちゃんは出来ていたんだ…


自分の子供な部分が
急に恥ずかしくなった。


何も思わなかったのかな?

それだけ亜美ちゃんは、
ポジティブな子だったのかな…。


その手紙を、何を思ったのか私は
自分の服のポケットに入れた。



ねぇ?亜美ちゃん。

貴方が今も生きていれば。
薬なんかやっていなければ。
彩斗はずっと幸せだったかもしれないね。

私と一緒に居て、
彩斗はちゃんと幸せなのか
正直貴方の所為で分からなくなった…

きっと貴方が普通にしていたこと、
私には出来ない。

元カノである貴方を、
受け入れることなんか出来ないもん。

…だってそうでしょ?

女と女だもん。


それに、今カノと元カノ。

受け入れるなんて、
やっぱり出来そうに無い…