そう言いながら私の手を握る。



「…別に、そんな言い訳つけなくてもいいのに。」

「べ、別にそんなんじゃねーよ。本当に寒いだけだし。」



ごまかしてるつもりだろうけど、月明かりに照らされて、ほんのり赤くなっているのが分かる。



「…ふふ。」

「何がおかしいんだよ。」

「別に〜。
ただの思い出し笑い♪」

「へぇ〜。
あっ、今日の授業中に見てた夢のこととか??笑」

「んなッ…//
わざわざほじくり返さなくてもいいじゃないッ!!!」

「だってさ、すんごい幸せそうな顔して寝てたぞ??
まじ祐奈可愛かったし♪」



顔が赤くなるのが分かった。