何も言えない私を、大星はそのまま教室まで連れて行ってくれた。



「なんだ、同じクラスじゃん!!」



何気なく言われたその言葉に、胸が高鳴った。


この時私はすでに、
あいつに恋をしていたんだ。






それから私と大星は
どんどん、どんどん近付いていった。


同じ部活に入り、朝から夜までクラスでも部活でも、私たちはいつでも一緒だった。


一緒にいれるだけで、
すごく幸せだった。


あなたの笑顔を見れることが、
なによりの楽しみだった。