「珍しいね。幸歩がずっと綾月先生のこと、見てるの…。」


梗子に言われ、すぐに先生から目線をそらす。



「別に深い意味はないからね!」


「へえ…、もしや好きになったとか…?」



だから、深い意味はないってば!!


心の中で、そう叫んだ。



「ねえねえ、今度の日曜日に、幸歩のマンションに遊びに行ってもいい?」



梗子が遊びに来てくれる…!?


やったあ…!!






ん……?