「和丘、ちょっと寝ててな。俺、一度学校に戻ってお前の荷物、持って来るよ。じゃないと、家にも入れないもんな。」



わざわざ取りに行ってくれるんだ…。



「すいません…。」



「きっと、お母さんの入院とかあって疲れが出たんだよ。ゆっくり休め…。」



うわっ…何…?


今度は優しい笑顔…。



いつもは意地悪っぽくニヤッと笑うくせに。



私が熱あるせいで、そう見えてるだけなのかな…。