「寒くないか?」


「少し……」



…とは言ったけど、結構寒いんだよね。



外は夏日で暑いはずなのに…。



「ちょっと待っててな。」

先生はクローゼットの中から、布団を出して私にかけてくれた。



あったかい…。


私は、布団をバサッと肩までかける。



「あとは……そうだ!おでこ冷やすか?」



そう言うと、先生は水に濡らしたタオルを持って来て、額にふんわりとのせた。