「私、そろそろ帰るね。」


時計は6時をさしている。



さっき梗子が来たと思ったら、もうこんな時間だったんだ…。



綾月先生の話から始まって、噂話や中学の話…、趣味のこと………。



たくさん話したけど、まだ物足りない気がする。



楽しい時間はあっという間なんだよね。




「今度は、梗子の家に行ってもいい?」



「もちろん!!」


梗子は笑顔で答えてくれた。