「へえ〜新しいマンションだけあって、綺麗だね!」


「うっうん。梗子、私の家はここだよ。」



ドアの前に、さっと立つ私。


「まだ向こうまで部屋があるんだね。」



「うん。ねえ、梗子。早く家に入ろうよ。」



奥の方まで見に行こうとする梗子を手招きする。



そっちは行っちゃダメ…!


「…そうだね。お菓子もいっぱい買ったし早速食べなきゃね。」



ドアを開け、梗子に先に入ってもらった。



ふう…。これで一安心……。