なんかさっきキモい奴に話し賭けられた。


左の奴は大人しい。


自分の教科書持ってる。しっかりした奴だ。


なんか一人で納得している間に授業が始まっていた。

始めは数学。


すごく簡単過ぎ。


もっと発展したことを勉強したい。




『すごく簡単だね♪。』


語尾に♪を付けて麻魏 燐が話し賭けてきた。


いわゆる右のやつ。


『超簡単だよね。』



「……………」



『なんか答えてよ。』



「…………。」



『ねぇ。』



「うるさいから静かにして。今勉強してるところなのよ。」



『フーン。でも簡単そうに問題解いているようだったよ。』


「あんた、うるさい。」



『燐、からかうのもたいがいにしろ。それに授業迷惑だ。』


左のやつが口をはさんて来た。


『そうだね。そーしますわ。』


何かに納得した様子で答える。