【繭と申します】
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こんな遅くに申し訳ありません。
私は今、風雅 葉凪さんの携帯を使ってあなたにメールを送っています。
彼女は今日、私の家に泊まりました。
私は、彼女にこのコンテストの全てを話しました。
そして今さっきの事ですが…。
葉凪さん、友達の香という子に会いに行くと出て行ってしまいました。
外に出た葉凪さんは数人の男に連れて行かれました。
男たちは××倉庫に向かったと思います。
あそこは危ない連中の溜まり場ですから。
私も、いてもたってもいられないので、その倉庫に向かいます。
倉庫の入り口で待っています。それでは。
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な、何だこれ。
でも、この人の言うことは本当みたいだな。
とにかく行こう。
「潤、××倉庫って知ってるか?」
「あぁ、知ってるよ」
何気に情報通の潤…頼りになる。
「葉凪はそこにいる、急いで向かおう」
俺らは真っ暗な闇を裂くように、走り出した。
葉凪の無事を祈って。