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残りは私と繭を含めてあと4人。
いける…っ
勝てるよ、これ…っ!
とっくに限界を超えた私は、無駄にテンションがハイになっていた。
何だか楽しくなってきたよ!
会場も、だいぶ盛り上がってきている。
「もう……駄目っ」
…え!?
隣にいた繭が倒れた。
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「はぁ…っ、しんど」
繭は汗を拭いながら私に手を振る。
「頑張ってー!」
余裕の笑顔…本当に限界だったの?
繭に励まされながら、私は腕を折り続けた。
「そこまで!お疲れ様です!!」
「はぁ…っ」
「“体力”審査の一位は…風雅 葉凪さんです!!」
………勝った!!!
記録89回で勝利を収めた私。
死ぬほど嬉しかった。