◇葉凪◇
何なのこれ…超元気でない。
あれから利琥と言葉を交わしていない。
と、いうより私が利琥を避けている。
だって…利琥に冷たく言われた言葉、すごく気にしてる。
別に良いじゃない…落ち込むような事じゃない。
そう思い続けても、心の靄が晴れない。
それでも私は、メイドをやり続けた。
これは命令だから。
「葉凪!僕、漫画読みたいー」
「俺、雑誌」
「分かりました」
既に一週間が経過したメイド様。
すっかり定着してしまったパシリ。
正直面倒臭いし、本当はこんな関係断ちたかった。
今は余計に、その思いが強い。
「じゃ、行ってきますね」
「行ってらっしゃい、メイド様」
誰にも聞かれないように小さく息を吐いて、私はいつものように買い出しに向かった。
「えっと雑誌と、漫画と……」
「…っあ!!もしかして葉凪ー!!?」
「っ…え!?」
何なのこれ…超元気でない。
あれから利琥と言葉を交わしていない。
と、いうより私が利琥を避けている。
だって…利琥に冷たく言われた言葉、すごく気にしてる。
別に良いじゃない…落ち込むような事じゃない。
そう思い続けても、心の靄が晴れない。
それでも私は、メイドをやり続けた。
これは命令だから。
「葉凪!僕、漫画読みたいー」
「俺、雑誌」
「分かりました」
既に一週間が経過したメイド様。
すっかり定着してしまったパシリ。
正直面倒臭いし、本当はこんな関係断ちたかった。
今は余計に、その思いが強い。
「じゃ、行ってきますね」
「行ってらっしゃい、メイド様」
誰にも聞かれないように小さく息を吐いて、私はいつものように買い出しに向かった。
「えっと雑誌と、漫画と……」
「…っあ!!もしかして葉凪ー!!?」
「っ…え!?」