―――ドサッ

葉凪をベッドに押し倒す。


「ちょ、利琥!?」



慌てて暴れる葉凪の両手首を掴んで、動けないようにする。


「だって俺ら、夫婦になんだよ?一回ぐらい…」


我慢の限界だ、葉凪。




「そうゆう問題じゃないでしょ!?」

「そうゆう問題だよ」



「…ん、やめっ…」

必死で抵抗の声を出す葉凪だけど、逆効果。



「可愛い、葉凪」


しばらくキスをしてると、葉凪の目がウットリしてきた。

もう、抵抗もしない。



「ね、…利琥」


葉凪が色っぽい視線で、俺を見てくる。



「ん?」

「私、ずっと利琥の事好きだから……だからっ…」



葉凪は涙を溢れさせた瞳で、訴えかけてくる。


「だから?」


「に、二度と私を離さないで…ずっと、一緒にいてっ…下さい」



葉凪、それは反則。


「当たり前だろ?死ぬまでそばにいてやるよ」

つーか、いてもらわないと困るし。



俺にはお前以外、考えられねぇんだからな。

「うん、うん…っ」


その夜、俺たちの心と身体は繋がった。