翌日。

昼休み、私は利琥たちと一緒にいた。



「葉凪、カフェオレ買ってきてー」


「うん、分かった。潤は?」

「うん?あぁ…、じゃあ雑誌を」


「雑誌って、いつも潤が読んでるやつ?」


「そう、これ」



潤は手に持っていた雑誌を見せてきた。


潤の読んでる雑誌は難しい。

チラ、と中身を見てみると、世界中の問題が載ってて、それについて偉そうなおじさんたちが討論してる。



何が面白いのかさっぱり分からない。



「分かった、今月号ね」

「よろしく」



「哉弥は?」

「珈琲をお願い」




「…利琥は?」


「俺?」