「はいはい、そこまで!!!」
突然声がして、ハッとする私と利琥。
「お前らさぁ、俺らがいんの忘れんなよ」
みんな…。
「うるせぇな、つかおめぇら空気読めよ」
「あ?何でだし」
「みんなごめんっ!」
私は乗っかってる利琥をどかして、ベッドから降りる。
「いって、蹴り入れんなよ」
「ねぇねぇ二人とも、おやつにしよ!」
「おやつ?」
祐樹はうきうき身体を弾ませながら、私の手を引っ張る。
「うん!利琥の家のスイーツ、すっごく美味しいんだ!」
それは…楽しみです!!
「利琥も、早く行こ!」
「あぁ」
もやもやしていた気持ちが嘘のように晴れて。
こんなに幸せでいいのかなって思えて。
利琥。
「大好き!」
「何だよ急に…、可愛い事言うな」
ずっとそばにいてね。