「どわっちゃあぁぁ!!!」
「潤、どうかした!?」
えと、今の状況は…
私は買ってきた珈琲を潤に渡して、
潤はにこーっと笑ってそれを受け取って、
…突然悲鳴。
「あ…熱い……これ、ホット珈琲…」
潤が落とした缶珈琲が、私の足にあたる。
「へ?……そう、ですけど」
「葉凪、これめちゃめちゃ熱くない?よく持てたね」
祐樹が拾って、すぐ落とす。
そんなに熱かったかなぁ?
「はーなー。ちょっとこっちおーいーでー」
なっ……!!?
「い、嫌です。ごめんなさい…」
「許してあげるからこっちおいで」
い、行くしかない…。
私は手招きしてる潤に近付く。
―――ぐいっ
「きゃあっ」