つれて来たのは、空き部屋。

多分、人は来ないと思う。




俺は葉凪を壁に押し付け、手を付いて逃げられない様にする。


「…騒ぐなよ?面倒だから」


「じゃあ離してよ!」

「嫌だね、これは仕事だろ?」


「っ……!」



顔真っ赤…可愛いなぁ。


「あーでも、声は出してもいいぞ?」



「こ…声って?」


そうか、分かんねぇのか。

じゃあこうすりゃ分かるか?



俺は葉凪の首筋を舐めた。

「ひゃぁ…っ」


出せんじゃねぇか。


「その声だよ、我慢しなくていいから」




俺は葉凪を少し見つめ、唇を重ねた。

「ん……」


やべ、理性保てねぇ…。



俺は無意識に葉凪のブラウスのボタンを外してた。


「い…やっ…」

抵抗されると余計、火がつくんだけど。



「いや?これは仕事だ…黙ってろ」


「そんなのっ…」




照れて真っ赤な顔。

抵抗する弱々しい力。



「あぁ…堪んねぇ」