「ちょ、ちょっと待って」
「俺もう待つの限界なんだけど」
ちゅ、と甘いキスを落とされ、一瞬思考回路が止まる。
「や、待ってってば」
「待てるか。やっと手に入ったんだ…嬉しくて我慢出来ない」
やだ…そんな事言われたら逃げれなくなる。
ドキドキ止まんなくなるじゃん。
「利琥……大好き」
甘く深いキスをして、照れてるお互いの顔を見て笑い合った。
「あ」
「え、?」
「美優たち…どうするか」
確かに…このままじゃ気が済まない。
「復讐…しちゃうとか!なーんて…」
冗談で言っただけなのに…。
利琥の口元がニヤリと動いて。
「あぁ、そうだな」
悪魔の顔をして、笑った。
いやいや…怖すぎ。
