俺は中庭に着いてあいつらを探した。
愛しい葉凪を見つける。
葉凪は泣いていた……。
「取りあえず、利琥呼んでくるわ」
俺の事、探してる…て事は。
葉凪、『俺の為にみんなとの関係を終わりに…』みたいな事言ったんだな。
「俺ならここにいるけど」
俺はみんなの目の前に立った。
大丈夫だよな…こいつらは、信じてくれるはずだから。
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俺は全て話した。
途中で葉凪が余計な事言うから長くなったけど。
「…分かってくれたか?」
「と、言うより…分かってた…かも」
「は?」
…分かってた?
「美優、最近メイド来なかったし…何か様子が変だったから」
「うん、僕も思ってた!美優…最近おかしかったよね」
そうだったのか…。
「それに、利琥と葉凪の間に何かあったって事も分かってた」
「「えっ!?」」
葉凪と声が重なる。
つか…こいつらには全部お見通しだったってわけか。
でも、まぁ誤解も解けたし、一件落着だな!