-ピピピ、ピピピ

目覚ましが鳴る。

「・・・」

私は目覚ましを止め、ゆっくりとベッドから起きあがる

高校に行く準備をし、下に降りる

親はいない

私は母と2人暮らし

7年前、父親だと思って人は父親じゃないと母から聞かされた。

-ゾクッ

7年前の事を考えると背筋が凍る

あの時の母親の目を思い出す・・・

父親から流れた血・・・

「・・・ッ」

あの時の光景が頭をよぎる

それを忘れたくて、私は早く家を出た。