家に帰ると私はすぐに、自分の部屋に行った。

またやっていた。

お母さんとお父さんの喧嘩。

私のお父さんは実の父じゃない。

お母さんが高校から大学の時まで付き合ってた男との間の子。

本当の父親は知らない。

見たこともない。

名前も知らない。

お母さんは何も教えてくれない。

《ガシャン!!》

下でお皿が割れた音がした。

《ドンドンドンドン》

[誰かが部屋に来る]

《バン!!》

「なに?!」

そこにはお母さんがいた。

「家を出る準備して。」

「どうして?」

「いいから!!高校の近くに家を借りたから」

「わかった」

私は、どっか遠くへ行くと思った。

そしたら、翼にあえなくなる。

だから、「どうして」と聞いた。