「失礼しまぁす・・。」

「誰もいないな。」

「うん。」


なんか、こういうのって、

初めてだな・・。

矢口と2人きりだなんて・・・。

保健の先生がいない間は

矢口と一緒にいられる。


とりあえず、あたしと矢口は

椅子に座った。

矢口はばんそうこうと、

消毒を持ってきてくれた。


「ちょっとじっとしてて。」

「うっ・・。しみるぅ・・。」

「がまん、がまんッ」

「矢口のバカ・・。」


本当はバカなんて思ってないくせに・・。

超嬉しいくせに・・。