「ったく……じゃあお前が慰めでもしてくれんのかよ」


「…………は?」



真面目に考えていたところに、青天の霹靂。


視線を上げれば、打って変わって楽しんでる顔。



「お前もまあ、餓鬼じゃねぇんだし」



……はい?



あの……どういう流れなんですか?


今これでも私結構しんみりしてたんですよ?



目の前に座る虎は、まだ朝虎の顔をしていて。


な、何を考えているんでしょうか……!?



「わかってねぇ振りすんなよ」



ひいぃぃっ! 何、その台詞は!?


わかってません、わかってません、私そんな大人じゃありませんから!


 
「こっちに来てから肉はたくさん食うのに、あんま体動かしてねぇからなぁ」



怖い、怖い! 変態!


そう言いながらにやり笑うとか、ちっとも魅力的じゃありませんから!!