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さすがに。


さーすーがーに!



昼寝から目が覚めたら、朝虎モードは解除されると思ってました!



のに!



「腹が減ったなぁ」


「わかってますー! もうちょっと待ってて下さい!」



ばたばたと台所で動き回る私の後ろで、壁にもたれかかった虎が欠伸をしながら言ってくる。



誰のせいで準備が遅れてると思ってるのよ!?


アナタが手放してくれてたら、もっと早く出来てるんだから!



そう心の中で毒づくも、とてもじゃないけれど文句は言えない。


茶の間にいってテレビでも見ててくれたらいいのに、何故か朝虎のままのあの人は顎に手を当てながらにやにやこちらを見ている。


かといってそれを意識して手が止まれば、罵声が飛んでくる。