「暑い~~。お母さん、なんかある?」

愛犬(もも)の散歩に行っていたあたしは


母親(ともこ)に何か冷たいものがないか訪ねた。


「琉妃、今手が離せないから...。ちょっと~、琉王。琉妃にお茶持っていってくれて」


そういうとお母さんは

急がしそうに脱衣所に
向かった。


「んだよ?面倒くせ~」

そういいながらも琉王
はお茶を入れてくれた


「サンキュー。あっ、でもあんたもテレビばっかみてないでももの散歩たまには行ってよね」

「だり~。俺急がしいから」

そういいながら奴は
ホラー映画に気を戻した。