私には好きな人もいない。


だから琉王達みたいな
カップルがとても
羨ましい。


「何よ、そんな引いた目で見ないでし。」


そういった私は
さらにテンションが
下がりボーっと
突っ立った。


「何してる?行くからよ」

そういうと琉王は
とっとと先に行ってしまった。


私は琉王の後ろを
ただ着いて行くだけだった。