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こうして「価値」は、
自分でぐいぐい進んでいく価値になる。

自分でぐいぐい進んでいくおかねになる。

そして、
そういうもの、
「富」になる。

「価値」は、
商品の流れから飛びだし、
またそこに入る。

流れのなかでも、
自分を守り、
増えていく。


増えて、
流れから、
戻ってくる。

そうしてからまた、
同じ道すじを、
くり返す。

「おかね→おかね’」。

おかねを産むおかね。

おなかにおかねがいる、
おかね。

はじめて「富」について話した学者は、
「富」を、
そんなふうに、
話している。