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かんたんな商品の流れ、
つまり布職人の「買うための売り」では、
流れの外の目的、
使うという目的があった。

のぞみを満たす、
という目的があった。

そして、
この「使う価値」を手にいれるため。

この目的のための方法が、
こうした「変身を進める」ことだ。


だが、
「富」としておかねが流れるとき、
その目的は、
自分自身だ。

なぜなら、
価値が増えるのは、
この「変身を進めていく」なかの、
できごとだからなのだ。

だから、
「富」の動きは、
止まらない。