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布職人のように、
「買うために売る」、
そしてそれをくり返し、
また、
新たにはじめる。

これは、
こうした取り引きとは、
べつにある目的に、
あるのである。

つまり使うこと、
のぞみを満たすことに、
あるのである。

それは、
売り買いの流れが、
さいごの商品を使うためなのと、
同じである。

しかし、
ワトソン君のように、
「売るために買う」というときには、
はじめとさいごは、
同じだった。

どちらもおかね、
交換するための「価値」だった。

そしてこのとき、
もう、
この変身は止まることなく、
進めるのだ。