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かんたんな商品の変身では、
変身のはじまりと、
変身のおわりは、
どちらも、
同じような「豊かさ」の姿になっている。

はじまりとおわりは、
どちらも商品、
同じ価値の商品だ。

しかし、
「種類」の違う「使う価値」だ。

たとえば、
小麦と布である。

作ったものを交換する、
つまり、
ひとびとがふつうにする労働のかたまりだが、
それぞれが違った「物」なのだ。

そういうふうに、
違う種類を入れかえることが、
ここでは流していくということになる。