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ワトソン君は、
商品を買うときに、
おかねを流れのなかに、
投げいれる。

それは、
あとでもういちど、
その商品を売ることで、
流れからおかねを、
引き上げるためだ。


ワトソン君は、
おかねを、
もういちど手に入れようと、
考える。

「ズルい」ことを考えている。

そして、
そのために、
おかねを手ばなしているのである。

だからワトソン君は、
おかねを、
ひとに貸しただけだ、
と、
言ってもよい。