白い手

ホラー・オカルト

春野あい/著
白い手
作品番号
258120
最終更新
2009/05/19
総文字数
4,078
ページ数
7ページ
ステータス
未完結
PV数
103
いいね数
0
違和感は突然感じるものだ。

百合が違和感を感じて、ふと窓に目をやった瞬間、外を何か大きな固まりが、すごい勢いで落ちていった。

人だと気付くのに数秒とかからなかった。

ここは10階だ。

「キャーッ」

オフィス中に響く悲鳴

「なんだっ?」

「飛び降りだっ!」

「自殺?」

次々に窓辺へと押し寄せ、下を覗きみる同僚達。

百合は全身が震えて椅子から立ち上がることが出来なかった。

また……。

昨日の佐恵子の言葉が、百合の頭の中で何度も何度も繰り返されていた。

『あなたが白い手を見た後には、必ず誰かが死ぬみたいね』

目次

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