それからと言うもの病みつきになり、同じような日々を毎日のように過ごしていた。



だけど、学校側も黙ってはいない。
僕の知らない間に家に連絡をしていて僕の家族は全て知っていた。



「どういう事なの?」と母親に問われても僕は何て言って良いのか良く分からなかった。


「何が?ちゃんと学校行ってんじゃん。」


「午前中は何してるの?」


「街中ブラついてる。」

と正直に答えた。
と言うよりはそれしか言葉が思いつかなかった。

「何か学校に不満でもあるの?」

不満何てものは数えたら腐る程ある。
学校、世の中、世界...何て考えが始まると僕の思考回路は止まる事が出来ず違う世界へ行ってしまうのでなんとか自分で制御した。


「明日からちゃんと行くよ。」



何て嘘を付いてその場から逃れた。

僕は本当の自由を求めていた。
そして世の中の裏側を知りたくなっていた。


自由と世の中の裏側には親密な関係にあるような気がしていたのだ。



学校をサボって街中をブラつくよりも、違う世界、知らない世界へと興味は向かっていた。

テレビの真実は一体何%の真実なんだ?

僕の知らない世界では一体何が起こっている?