「ゲホッゲホッ…」

口の中に出されるのはあんまり好きじゃない。

出されたものをティッシュの中に吐き出してもまだむせて咳こんでいた。

あー最悪。

でもイかせる為には仕方ない。まさか挿れるわけにいかないし、てかヤだよー!こんなヤツとするのなんて!

イっちゃって満足したのか、中川さんはイビキをかきながら寝てしまった。

…はぁ、面倒くさ。

しばらくそのままにしておいて、一時間後にまた起こした。

「起きてよ~ねぇ~」

「ん…?え……わっ!?アマゾンか?!」

今度は目が覚めてんじゃん。てかどっちにしても失礼なヤツだ!!

「あれ…青山とレイナは?」

「青山さんが先に帰って~、しばらくしても中川さんが起きないんでレイナちゃんは呆れて帰っちゃったよ」

「う、嘘っ、マジに」

うん、嘘だけど。でもこれは必要な嘘だもん。

中川さんは反省したらしく下を向いてため息をついていた。

「で、アマゾンは何してんの」

「中川さん一人にするわけにいかないじゃん~せめてタクシー呼んであげようと思って」

「そっかぁ…悪かったなぁー。俺さぁ、アマゾン似の風俗嬢にしてもらう夢見ちゃって、起きたらアマゾンがいて驚いて…」