それから中川さんは財布の中からお金を出してあたしに差し出した。

デリにしては多い額。

ってか、毎回どれほど高級な女買ってんのよ?呆れちゃうよ。

「ほら、料金~…」

夢から覚めず、女に金を払う中川って男に

あたしはムカついた。

ムカついたけど…お金は欲しかった。
デリじゃないから、このお金は全部あたしのものになる。

不慣れなキャバで数時間働くより、この方が楽かもしんない。

こいつ寝ぼけてるし、酔っ払ってるし。

──覚えてろよ、しっかりイかせてやるかんな!!

あたしは彼の手から金を奪い、バッグに突っ込んだ。

酔ってるからか、ちょっと勢いの足りない彼のモノをパクッと口にくわえる。

「おっ…!んん…」

唾液たっぷりにして下から上に舐めあげる。先の方を舌で刺激しながら、手も使ってサービスサービス。

彼はあたしの胸やお尻を触っていた。

「…お前、濡れてんじゃねー?」

身体の普通の反応じゃん?そんなことで興奮すんなよ。

だけど最後までしてやる気はないの。

あたしは彼をさらに攻撃し、口の中でフィニッシュさせると

苦い白い液体が、あたしの唇から溢れ落ちた。