オレはハッキリ言ってアマゾンをバカにしていた。

オレより劣る人間。

無意識のうちにそうランク付けしていた。
だから、平気で彼女をバカにした言葉を口にしていた。

でもアマゾンは何故か大笑いしていた。

「そうそう!どっかの現地人とかってよく言われる!ってか言葉通じてるって~!」

イヤミもわかんないほど頭悪いのかよ。

そんなんじゃキャバ嬢も厳しいんじゃねーの?

一緒に笑ってはいたけど、内心呆れていた。

早く違う女のコが来てくんないかなー

アマゾン要らねーんだけど。

こんなナントカ族が出てくると知ってたら、指名入れたのに。

しかし何だってこんな店に連れてきたんだよ!

オレをココに連れてきた先輩を見ると、先輩の隣にはいつの間にかレイナが座っていた。

「あれっ、いつの間に…」

「さっき中川さんに指名してもらえたの」

「青山も誰か入れたらぁ?面倒くさいだろ」

「…」

そう思うけど、なんかこの店レベル低くって嫌なんだよなー

唯一レイナはマシかなって思うけど…中川さんのものだし。

かと言って、またアマゾンが隣に来るのも辛いし




「オレ、具合悪くなってきたから帰りたいんですけど…」