「神崎君‥」





私は神崎くんの方を見た。神崎君の顔は耳まで真っ赤だった。





「神崎君の気持ち信じるよ。でもまだ、私。神崎君のこと好きになれない。だから。」

「わかってる。気持ち知りたかっただけだから。友達からでもいいから。だから。この気持ちだけは忘れないでくれ」





神崎君は真面目な表情で言った。