「私はッ」

『うん。』




「健が好き!!」




『・・・うん。』


そう言うと俊君は、私の背中を押した。


『早く健とこ行って来な!!待ってるぞ!!』

「ごめ『言わないで??』・・・」


私は俊君の方を向いて、今までで一番の笑顔で言った。


「ありがと!!」


俊君も、今までで一番の笑顔で言ってくれた。


『ばいばいっ紗菜!!』



私は走り出した。

大好きな彼の所に・・・。